生産設備を止めるのは“生技”か“作業者”か
私が勤めていた会社で、先輩社員から生産設備を止めるのは誰かという話になった時のことを語ろうと思います。
【現場と生産技術の考えの相違】
先輩社員によると、現場と生産技術ではだいぶ考え方が違うようでありまして、お互いに以下の言い分になっていました。
現場の方:生産設備を止めるのは“生技”、動かすのは“作業者”
修理で生産設備を止めているのは生技だ、自分たちは生産活動して機械を動かしている
生産技術:生産設備を止めるのは“作業者”、動かすのは“生技”
何かあったときに生産設備を止めるのは“作業者”、修理して動かすのは“生技”
※生技 ←生産技術の略称
【私の考え】
話を聞く前は、現場の方と同じ考えでした。
私自身は生産技術でしたが、その前の会社で現場の作業者として働いていたからかもしれません。
しかし、話を聞いてからは本当にその考えでいいのかと考えはじめました。
考えた末の結論は、ケースバイケースだと思うようになりました。
私としては、生産設備が故障したり十分に機能を果たせなくなった原因からみた方がよいと考えています。
例えば、
・経年劣化の部品を知りながら放置したことによる故障なら“生技”が止めた
・作業者の操作ミスによる故障なら“作業者”が止めた
先輩社員の話を聞いた限りでは、お互いの視点のみで考え、型にはめているように思えます。
以前の私もそうでしたので、偉そうなことはいえる立場ではありませんが (*_*;
今回の件で、相反する意見も聞いて考え、最良と思える自分なりの意見を持てるようになりたいと思うきっかけになりました。