二級機械保全技能士(機械系作業)の学科の勉強方法を書くよ
今回は、2級機械保全の機械系作業の学科の勉強方法について書きたいと思います。
2012年から2021年の10年分の出題からみた内容で書いております。
目次:
【使用したテキスト、問題集】
【勉強方法】
【計算問題について】
【関連のある資格(一例)】
【使用したテキスト、問題集】
・よくわかる!2級機械保全合格テキスト機械系学科(弘文社)
・2017年度版 機械保全の過去問500+チャレンジ100〔機械系学科1・2級〕(日本能率協会マネジメントセンター)
・2021年度版 機械保全の過去問500+チャレンジ100〔機械系学科1・2級〕(日本能率協会マネジメントセンター)
【勉強方法】
2級機械保全技能士の学科の攻略は、過去問の選択肢と解説を覚えて理解するのが近道
2021年の機械保全技能検定で受験しました。
今回は過去問に手を加えて、答えだけの丸暗記では合格させないぞ、という出題者の意気込みを感じた試験でした。
今までは、何も変えていない問題が多い印象でしたが、以前のようにテキトーに過去問やっていれば大丈夫という試験ではなくなってくるのではないかと思います。
2016年の試験から日本プラントメンテナンス協会に委託してから、2015年までの試験よりも予想外の新規問題の出題が少し目立つようになってきたと過去問と本試験を解いて感じました。
(火災の性質、作動油の種類、ボルトの締結方法など)
とはいっても、過去問の選択肢を正解・不正解問わずに選択肢の文と解説を読み、一つ一つ理解していく勉強方法であれば、合格ラインは問題なくとれるようにはなっている試験です。
より安全圏を目指すのであれば、学科用のテキストも読んでおくことをお勧めします。
それでも、テキストも完璧に網羅しているわけではないので、満点をとるのはかなり難しいとは思います。
〈正答率を上げる勉強方法〉
- 「大きい」か「小さい」か、取り付けは「入口側」か「出口側」か等に意識をして解きながら覚えていくと正答率が上がりやすくなります。
- 覚え方として、ミスアライメントを覚える時、「主軸の回転周波数の2倍程度」、「アキシアル方向の異常振動」と文章としてではなく、キーワードのようにして覚えるやり方もあります。
【計算問題について】
計算問題はおおむね出題される箇所が決まっています。
2016年以降、力のつり合いの「ワイヤ1本あたりにかかる荷重の計算」の出題が目立つようになってきています。
下記に計算式を書き記しておきます。
〈ワイヤ1本あたりにかかる荷重を求める計算式〉
2×ワイヤ1本に作用する張力×cos30°=荷重
《2012年から2021年(10年分)の出題の頻度別》
- 出題度[最高](毎回レベルで出題)
・直流の直列回路および並列回路の計算
・合成抵抗
- 出題度[高](10年に何回も出題)
・力のつり合い(両側のバランスを保つ荷重の計算)
・力のつり合い(滑車、動滑車の計算)
・力のつり合い(ワイヤ1本あたりにかかる荷重の計算)
- 出題度[低](10年に1回程度の出題)
・せん断応力
・シリンダの推力値
【関連のある資格(一例)】
・自主保全士
・品質管理検定
(QC7つ道具、正規分布)
・消防設備士乙種第6類
(機械の基礎的知識、火災の性質)
(電気回路の計算)